クリスマスを目前に控えたある日、デレク少年の下に謎の小包が届く。
包みには「クリスマスまで絶対に開けないこと」と書かれていたが、デレクのパパは包みを開けてしまい…。
『悪魔のサンタクロース/惨殺の斧 (1984)』の続編PART5。
一応オリジナルシリーズの最終作になるのかな?
お話はちょっと変わっていておもちゃが人を襲う話です。
今回は一応ちゃんとしたサンタクロース系でしたね。
もちろんスプラッター系のシーンもあるのですが、なんか1作目同様、同情の余地があるというか切なくなるようなストーリーでもあり結構気に入りました。
まあ、オモチャが殺しに来たって画的に怖くないじゃんって思うのですが、やはり怖くありません。
ところが、意外にもグロい死に方が用意されています。
口から侵入したムカデ人形が目に抜けてウゲェとか。
しかし主に米国ではクリスマスやらバレンタインやら感謝祭に大惨事を持ってくる《祝日ホラー》が多いですなぁ。
この作品、『悪魔のサンタクロース』シリーズのPART5ということになっているが、前作シリーズとのつながりは全然ない。
しかし『新 死霊のしたたり (PART4)』のキャラから、リッキー、キム、ロニーの3人が出てくる。
とはいえ、ほぼカメオ出演なので物語にはほとんど関わらないが。
ストーリーは犯人探しに基軸を置いてますが、その発想は80年代ホラーを彷彿とさせます。
根底にはあのピノキオをイメージしているらしく、ダーク・ファンタジー感がチラ見できます。
ちなみにジャケットにはぬいぐるみがいっぱいですが、実際は硬めの玩具ばかりでした。