脇役役者のヒロシは警官や店員に間違われて、ちょっとしたことで不倫してると間違われてしまいます。ひょんなことから気の強い女優の卵であるアヤと出会ってというお話です。
全体的にゆったりとしていて面白いです。最初は優しい人は損だなと思いながら観ていました。アヤのヒロシの見方がヒロシをそして観てる人の見方を変えます。ただ、主役２人の関係が急展開しているように感じてはしまいました。自分がヒロシのように生きてないからでしょう。アヤを演じる永作博美は本当にかわいいんですけどね。
むしろ、ヒロシの告白のシーンへ向かうのが最初の部分と対照的に描かれているのが面白いです。これは主役の行動と皮肉っているのでしょうか。普段の私たちはヒロシやアヤのような行動はできず、全員が自分を主役と思っている感じがします。
不倫を追求するシーンが少し冗長でした。もう少し２人の恋に焦点を当てて欲しかったなと思いました。あと、ピントの当て方がすっごい独特で観る人の相性があるのかなと思いました。私は好きでしたが。
