影の列車のネタバレレビュー・内容・結末

『影の列車』に投稿されたネタバレ・内容・結末

ドアが開いたままにしてあり、人のいた気配がする。
カーテンが風に揺れている。窓から車の光が入り込み、壁を撫でてそして出て行く。
場所が生きている。
場所に刻まれた見えない記憶を、ここまで美しく浮かび上がらせることができるのか
光と影の戯れにここまで弄ばれるのか

空虚の中で、確かに蠢く存在をみる

今まで観る機会を逸していた。やっと。

冒頭。フランス北西部の湖、ル・テュイ湖のほとりに佇む男に小舟、そして月。構図こそ異なるが、冒頭のこのシチュエーションからはどうしてもゲリンと同国の先輩であるエ…

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大傑作。映画初期に一般人が撮ったレトロなホームムービーを解析しながら今はなき彼らに思いを馳せ、ついには生き返らせてしまう。
ワンカットの長さが統一されてることからくる詩情。

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