『シルビアのいる街で』が好きすぎるのだけど、その監督ホセ・ルイス・ゲリンの作品。
これもまた『シルビア』と同じで過去に「存在していた」女にときめいてしまう物語。
70年前のホームムービーに写ってい…
このレビューはネタバレを含みます
誰もいない部屋、風がカーテンを揺らし、光が影を伸ばしす。人物の不在が物語を押し進める。卓越した演出力、技巧のもたらす戦慄。幽玄的な映像で語られるホラーから、フィルムの中の少女の登場であっという間にメ…
>>続きを読む『シネマトグラフとは、運動状態にある映像と音響とを用いたエクリチュールである』
(ロベール・ブレッソン)
ホセ・ルイス・ゲリン「影の列車(Tren de Sombras)」
1997年 スペイン映画…
ものの見かた。きりとらなくても目に入るものがすべて美しいのかも。それに加えてものの聴こえ方。こちらは日常では視覚より抜け落ちがち。感覚をそのまま映画にしてしまう。光と影の映像芸術。あまりに美しく絵画…
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