ホセ・ルイス・ゲリンという人物は毎度詩的な映像表現を提示してくれる素晴らしい映画監督であるが、彼の作品で特に傑出しているのはこの作品だろう。
揺れる木の葉や屋敷内の鏡等物質の良さをそのまま撮った映…
どこかの国の郊外に住む、どこかの幸せそうな大家族のワンシーンをつなぎ合わせたホームビデオのような作品。他人事ではあるんだけど、これを撮った人と撮られる人の間にある強固な信頼関係をフィルムから感じる。…
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古いフィルムの中で甦り、永遠の命を手に入れた人々。
大好きな“シルビアのいる街で”の中でも印象的な“影”。この作品の中でもやっぱり夜の部屋に映し出され、動いては姿を変える影にやたらと魅せられる…
ボロボロに擦り切れたような、粗々しいホームビデオ風の映像から、突如幻想的で美しい風景が目の前に、、
これはどこかで見たような??
意味不明!!!、、な映像群と思いきや!
これは途中で投げ出す事…
我々の目には見えていないカメラで切り取られた世界の続きを見せてくれた。
カメラに撮られた一部を更に引いて撮れば白いジャケットにハットを被った男がいるかもしれないし、更にカメラを引いて撮れば自転車に乗…
美しく、神聖かつ崇高なる大傑作!オールタイムベストに食い込むか?
感想として、わざわざ言葉で飾りつけることすらおこがましい気がする。
もろにリュミエールを想起させる序盤のホームムービー編。目が離せな…
セリフを全て排除し、観客に全てを想像させる。「影の列車」というタイトルが全てを語ってる。
殺される前に撮ったとされる断片的に残された家族映画。サイレントでもその生き生きとしたホッコリもする映像は、…