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バタリアン リターンズのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)
2.7
『最近増えてきた恋人や家族がゾンビもの。実は“あの”シリーズが20年以上も前にやってたんです!』

ゾンビ人気の高まりもあってゾンビものもジャンル内でさらに細分化してきている近年。恋人がゾンビになる『ウォーム・ボディーズ』、『ライフ・アフター・ベス』や、家族がゾンビになる『マギー』、『ビフォア·ドーン』など大切な人がゾンビになるという、通常のゾンビ映画とは一線を画したゾンビものが増えてきています。しかし、なんとあの“バタリアン”はその先駆けだったのです!

主人公カートは、バイク事故で恋人のジュリーを亡くしてしまうが、父が勤める軍事施設に忍び込み、死体を蘇らせる物質トライオキシンで彼女を蘇生させる。しかし、蘇ったジュリーは人を襲い出してしまい…

正直、前2作のノリを期待して観たら、おおいに裏切られると思います。冠にⅢと入った正統続編ながら、前2作のコメディ路線から大きく舵をきったシリーズ第3弾!監督は『死霊のしたたり2』のブライアン·ユズナ。序盤の時点で路線の違いを感じ、前のノリを期待したボクとしては『おや( -_・)?』っと思いましたが、設定を拝借した番外編的に観れば、これはこれでなかなかの作品。ゾンビものが好きな方や、80~90年代のCGに頼らない特殊効果·特殊メイクがお好きな方なら楽しめる作品だと思います。前2作のような群れで迫り来るゾンビの怖さは減ってますが、その代わりにゾンビの造りは凝ってます。

ゾンビ化の進行を自傷でごまかすジュリーがせつないρ(・・、)その痛々しくも美しい彼女の姿は必見!せつない物語の展開に観る人によっては泣いちゃうかも!?いや、ホントに(’-’*)

そう、この映画バタリアンの続編を冠しながらも、恋人同士の純愛を描いたお話だったのですネ(●’∇’)ノ

それにしても、この3作目まではまだ観れる内容だけど、4と5はヒドかったよなぁ(*´-`)レビューはしないでおこうかなぁ…
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