青眼の白龍

バタリアン リターンズの青眼の白龍のレビュー・感想・評価

バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)
3.7
ゾンビ映画の異端バタリアンシリーズにおいて、一際異彩を放つ三作目。蘇った死者達が巻き起こすコメディ路線ではなく、事故で失った恋人をトライオキシンによって蘇らせたカップルの逃避行を描く異色のラブロマンス。低予算だがスタイリッシュな演出とシリアスなストーリーは一見の価値あり。バタリアンの特徴である「死の苦痛を紛らわせる為に脳を食べる」という設定が巧みに組み込まれ、近年のゾンビ恋愛映画とは一線を画す怪作となっている。監督は『ZOMBIO/死霊のしたたり』や『ドールズ』の製作を手がけたブライアン・ユズナ。

(鑑賞メーターより転載)