しりたん

バタリアン リターンズのしりたんのレビュー・感想・評価

バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)
1.5
原題:Return of the Living Dead PartIII

3作目に当たるリターンズ。シリーズが作られるたびにゴミに
なっていく素晴らしさ。まあ、この3作目は100歩譲ってまだ観れる代物。もうシリーズに係わってくるのが蘇生ガスの“トライオキシン”のみ。
コミカル度はなくなりホラー要素が強くなってはいるが“バタリアン”なる言葉は“ 大群”を表すのに今作ではほとんど出てこないし、墓地も出てこない。
元祖を引きずれとは言わないけれど1作目、2作目と『バタリアン』は墓地にトライオキシンが染込むシーンを作っているのにもったいない・・・。

ゾンビのレパートリーはリアルに出来ていてピーター・ジャクソン監督作『ブレイン・デッド』を思い出させる脊髄むき出しや、おでこから上部吹き飛んでいる形体などグロイ物が多い。
しかしメインはジャケにも堂々登場している女性であろう。
空腹(人間を食べる意)をしのぐ為に自分の体を痛めつける行為でそこらに落ちている小さなスプリングを皮膚に通したり、輪っかの針金を手の平に止めて、ボロ生地に手の平サイズよりやや大きめの石をくくり付けたりと“まめ”な痛みつけ。
『エルム街の悪夢』のフレディーと対抗できるカギ爪装着などもある。

シリーズおなじみのタールマンが登場するが外見がかなり変わっていてテロップでも出ない限り分からない。
DVDにはもちろんそんなテロップ入りませんw
TV放送時に確かテロップでていたのを覚えています。
「ブレイン~」っと頭目掛けてくるゾンビも3作目から人体も
喰らう物に成り果てた・・・。長く書きましたが駄作は駄作。
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