イマジカBS 2014/11/28
養子縁組をテーマに、絡み合う人間関係。親子って、一体何をもって言えるものか。血か共に過ごした時間か？
原題からあえて、「愛する人」に変えたのは、ただの養子に出された子と、出した母親の話だけではないからだと思う。
この映画では、その親子を中心に色々な愛を垣間見れる。子どもが出来ない子を持つ親子、妻子を持つ上司と部下、家政婦とその娘、母と職場で出会った彼。色んな人々がそれぞれみんな誰かの"愛する人"だったのは確か。きっと親子か否かなんて、時間でも、血でもなくて、愛しているかどうか。理由などない、無償の愛。それが答えだと、この映画は言っている気がした。
