久しぶり2度目の鑑賞。
アステロイドシティを観たらウェス作品を一から全部観直したくなりました。
内容すっかり忘れてて、ただ大好きだったという印象だけが残っていたけど、初期からこんなにおもしろかったのね。
みんな優しい、ケレン味のない、スッキリとしたとても良い顔つきで、もうそれだけで観てられる。
各人の「出来事に対する反応」がいちいち納得のいくもので、意外と世に溢れるボヤッとしたコンテンツってそれすら出来ていないから面白くないのかも。と思い至る。
人の自然な反応を当たり前に描くというただそれだけの事に、実は並々ならぬ洞察力、感受性、表現力が必要で、その普通の事ができている作品のいかに少ないことか。
ちなみに最近の凝りに凝った構造の、ウェス作品よりも初期のシンプルなものの方が異国人のぼくには作品の良さがすなおに響きやすいかもと感じました。