pongo007

フローズン・ライターのpongo007のレビュー・感想・評価

フローズン・ライター(2011年製作の映画)
1.4
 ターミネーター2への出演が人生最高の成功体験だったのか。アメリカンヒストリーXはそれでもすごくよかったですが、その後がなあ。若くして人生の絶頂期を迎えてしまった人が転がり落ちていくのをリアルタイムで見るのは、すごく同情すると同時に、なぜか観察して楽しんでしまい、自分はまだ大丈夫という安心感を覚えてしまうのは、下品な人間の性ですかね。

 ターミネーター2やアメリカンヒストリーXでの美少年ぶりは遠い昔。顔も体もブクブクにふくれあがり、へずまりゅうのような容姿。ふくよかなのになにか病的。若くしてハリウッドで大成功を収めてしまい、周囲の悪い大人たちにいろいろと利用されたり、悪いことを覚えさせられたんだろうな。

 一見して、アルコール中毒か乱用かわかりませんが、アルコールの問題を抱えていることがわかってしまう顔。目の下のわちゃわちゃしたあたりは、クスリの影響が出ていますね。

 カルキンとかオスメントとか、テータム・オニールとかヘンリー・トーマスとか、ハリウッドで成功した子役の人たちって、なんか、かならず一度はダークサイドに行ってしまいますね。怖い世界です。

 日本だと子連れ狼の子役の人とか、高部知子とかですかね。まあ、子どもを使って大人が大金を稼ぐ仕組み自体に問題があるような気もしますが、きれい事を言い出したら、かわいい子役が覩れなくなるし。仕方ないですかね。

 若くして成功しちゃった人たちには、足を踏み外さないようにしてほしいと願うばかりです。

 ちなみに本作は、メチャクチャつまらなかったです。
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