ゆっきー

僕らのセックス、隣の愛人のゆっきーのレビュー・感想・評価

僕らのセックス、隣の愛人(1998年製作の映画)
4.5
ド傑作。野郎の親友トリオ、それぞれの彼女、妻、そして彼女が浮気する相手は女。性的な関係がごちゃごちゃと入り乱れており男女の人間関係がこじれまくる。最高。東京のシネフィル界隈みたいでたまらない。ワイズマン『シネフィル界隈』。

人物は入れ替わっているのに舞台がめっちゃループしている。同じ本屋、レストラン、美術館…
行動パターンが同じ。まさに「界隈」の映画である。
そもそもニール・ラビュート、明らかに他人を全く信じていない。この感覚がたまらない。

サウナのシーンで野郎どもが「今まで良かったセックス」の話するのもサイコーだし、友達の嫁とセックスした後の嫁の豹変プリとかも怖いし、ヤリチンが腕組みしながらヤリマンに詰め寄り「このくそビッチが」と怒鳴るとこもやべー。

あとこのヤリチン、医者なのだが妊婦の模型から赤ん坊の部分を取り出してサッカーボールみたいに蹴りあげるとこヤバい。
人間嫌悪の極地。最高。
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