父から兄へ、兄から弟へ。
受け継がれる魂の炎。
勇猛果敢な消防士の活躍を描いた作品…かとおもいきや、しっかりサスペンス!
連続放火殺人犯を捕まえるため、新人消防士(ぼんやり顔さん)と火災調査官(ロバート・デ・ニーロ)が事件を追う!
彼らが追う犯人は、
『バックドラフト現象』
(室内で不完全燃焼により火の勢いが弱まっている状態でドアを開けたら酸素が急に取り込まれて大爆発する現象とかなんとか…)
を巧妙に引き起こし被害者を爆死させます。
タイトルが話の中でもキーワードになるんです。
主人公の上司の火災調査官はロバート・デ・ニーロ。
権力なんかクソ喰らえ!俺のやりたいようにやる!と言わんばかりの昔気質の優秀な調査官をイメージぴったりに演じています。
しかし、主人公ブライアン(ぼんやり顔さん)の顔がのほほんとしすぎて、全く話に緊迫感が感じられないんですよ。本人は真剣なんでしょうけど。
ブライアンが出るたびに盛り上がってきた緊迫感がリセットされます。
くぅぅぅ…これはツラい。
なんでそんなとぼけた顔するんだよぉ〜。
(いや、本人は真剣です。多分。)
しかしながら火災現場での救出作戦は緊迫感あり!
火事の迫力、真実味がすごく、火災現場を疑似体験できるほどです。
良い作品なのに、やっぱり主人公ののほほんとした顔が引っかかる懐の浅い私でした(反省)