"深入りするな"
ホテルに住み込みで働く主人公。しかしこのホテル、何かが出るらしい…。その何かの存在を証明する為、主人公とその同僚は調査を始める。
面白かった。
主人公を演じたサラ・パクストンの素っぽい演技がリアルな可愛さを演出していた。驚いた時の演技、あれマジで驚いてるっぽく見えるけどどうなんだろう。初めて観た役者だと思ったけど『トランスワールド』に出てた人だった。そこまで印象に残ってなかったけど、今作の彼女はめちゃくちゃ良かった。
また鑑賞して思ったのは、これはホラー映画じゃなくて、ホラー要素のあるシュールコメディドラマだ。オフビートで話に起伏の少ない作風。特に何かが解決する話ではないので、苦手な人にはただ展開が遅いだけのホラーに見えてしまうかも。
【エックス】よりも前半と後半のカラーが違い、作家性が強い作品なので、好きな人は好きって感じの個性的な作り。もちろん自分は好き。【ゴースト・ワールド】の単行本みたいに、コミックスになっても面白そうだと思った。
