このレビューはネタバレを含みます
あえてなのか演出や音楽のセンスがクラシック映画的。でも古い気はあんまりしない変な感じ。
廃業予定のホテルでユルめに働く2人が仕事の合間に幽霊捜索したりする変な関係性もイイ。
大半を占めてるダラダラパートは賛否両論だが、個人的には2人のキャラクター性に共感するところもあり人間として好きになれるタイプだったので飽きずに楽しめちゃった。
雰囲気が軽くて見逃してしまいそうになるが、運命に逆らえない絶望を描いているし、血を流す時にはギョッとなる量を出しているのでしっかりホラー。
ヒロインにホラーヒロイン感が無いし、男はイケメンでも勇敢でもないが別に悪いやつじゃなくて、その部分でもなかなか珍しいものを観たなって感覚が残る。
主人公たちが自ら迫っていたのもあって自業自得的なオチにも見えるが、悲劇は突然起こるものとして描いてる面もあるだろうし、キャラの死で普通に悲しくなったので良い映画だと思う。
