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ドアをノックするのは誰?のarchのレビュー・感想・評価

ドアをノックするのは誰?(1968年製作の映画)
2.8
音楽使いが独特。サンプリング的でありながら、最後の教会のシーンは意図的にシニカルな使い方で、その陽性が本作の根本にある空虚さに繋がっていると思う。
スコセッシが好きであることを公言しているフェリーニの『青春群像』を思わせるルックと設定ではあるのだが、これはイタリア系アメリカ人の物語(つまりスコセッシのバックボーンが反映されている)というのが肝なのだと思う。

意地を張ることを辞められなかった男の末路。
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