イチロヲ

サランドラ IIのイチロヲのレビュー・感想・評価

サランドラ II(1984年製作の映画)
3.0
モトクロス大会に出場するべく、バスで長距離移動する若者グループが、かつて凄惨な殺人事件が発生した砂漠地帯に侵入してしまう。前作から物語が継続している、スラッシャー・ムービー第2弾。

前作で主人公サイドを守り抜いた飼い犬と、殺人鬼サイドからの脱出を図っていた薄幸少女ルビーが、グループに同行するメンバーとなって再登場。物語の開始時点で、前作の出来事が周知されており、回想シーンが挟み込まれるスタイルになっている。

「男女グループが小芝居を打つ→殺人鬼に襲われる」を反復させていくパターン。格闘術を備えた大人へと成長したルビーが、砂漠の殺人鬼と再対決していく過程が見どころになっているが、残念ながらドラマの中心には据えられていない。

全体的に、殺人鬼の待機時間が非常に長く、バイオレンス描写も後退しているため、前作に比べるとパワーダウンの印象を受ける。マイケル・ベリーマンのお茶目なキャラクターに萌えられる人向けの作品。
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