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ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白のaozoraのレビュー・感想・評価

3.0
わたしは、広島に住む人間です。
毎年8/6は、広島にとって、特別な日。
原爆投下の時間、サイレンが鳴り響き、皆で祈りをします。

と、ちょっと、ハズれてるようですが…
結局のところ、どんな戦争にも、上の存在と、下の存在と、別れること。
上は、指示するだけ
下は、痛みをずっと抱えるだけ
そんな映画です。
戦争中は、皆、我が国の勝利
それしかないのだと痛感

その後に抱える、悲しみ、痛み苦しみ…悲しいかな、全て後のみ
それを考えて、行動する人は、まず居ない。そう思います。
その時は、精一杯なのです。

原爆投下だって、誰の指示?
誰が、投下ボタンを押した?
と、言っていたら、キリがない
(それだけで、納める事も出来ない)
小さい頃、ピカドンと、笑って友達と遊んでると、祖母に凄い剣幕で怒られたわたし。(子供だから、よくわからなかったし)

でも、やっぱり、解ろうと、努力しても、わからない。実際に体験した人にしか、解らないのです。
時代。(それが、無ければ今がない)とも、言えます

悲しいけど、今があるのだと、思わされる映画。
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