新井浩文目当てで、結構前からクリップしていた作品。
冒頭の美しい自然の四季をめくりめくるシーンに、これから始まるであろうじっとりとしたストーリーの対比か!
なんてみていたら、主人公がでてきてギョッと…
直木賞を受賞した車谷長吉の長編小説を映画化。
家族、友人、仕事を全て捨て去り世捨て人のように流され尼崎に流れ着いた主人公の生島。
無能と自虐し、生きる気力すら感じられない生島は焼鳥屋を営む勢子と出会…
原作が好きで映画化されるって、どうかなぁって当時思ったんだけど
アパートの陰湿な暗い感じ映画でも出てたなぁ。外がジリジリしてんだけど、あのアパートと部屋だけジメッて暗いんだよ。
ずっと赤目四十八…
ものすごい名作だと思う。
観賞後しばらくずっと考えてしまい、やるせなくなった。絶望的な話だけど美しい。
寺島しのぶは、同時代の、日本で一番の女優じゃないかと思う。いわゆる美人じゃないかもしれないけれ…
物語として主人公の男がボロボロなアパートで暮らすようになり
そこで臓物を串に刺す内職を始め
他の住人とも親交を深めつつ
寺島しのぶ演じる美女に心奪われやがて恋仲に…
見ている途中になんて汚いめぞん…
(アーカイブ)
2005年11月21日02:09
男と女、ですね。
媚びず溺れずのしっかりした作品。
寺島しのぶの演技、“ヴァイブレーター”よりよいかも。(誰も語りたがらないけれどやはり…