木野エルゴ

バニシング・チェイス/激突!潜入捜査網25時の木野エルゴのレビュー・感想・評価

1.1
麻薬捜査のガサ入れに同行していたテレビクルーのビル。しかしその情報は罠で、麻薬捜査員たちは待ち伏せしていた犯罪組織によって殲滅させられる。生き延びたビルは同行していた相棒に事件の一部始終を収録したテープを回収するよう指示する。しかしそのテープの存在が犯罪組織と警察に知られてしまい、ビルは命を狙われることになる。

あまりにも人気というか知名度が低すぎてびっくりした。そして内容もローカル局のアフタヌーンシアターとかで放送されてそうな超チープな出来だった。アクションとカーチェイスがもっさりしてるし、ゴミ袋や倒れやすい棚や弱そうな運転手が乗った車など、色んな小道具が都合の良いところに配置されて「なんだかなぁ」と呟きたくなる。

設定とストーリーラインは悪くないのにキャラが魅力的じゃない。どんなにダサいキャラでも隣にセクシー(これもなんか勘違いな感じ)を配置すればイケてる風に見えると思ってるんだろうか。逆にそのセクシーが薄っぺらすぎて作品の邪魔になってるので、やっぱり人物を小道具として使うのはオススメしない。

ラストシーンで主人公がドヤ顔で銃を構えてた映像しか記憶に残らないくらい微妙な作品だった。
木野エルゴ

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