せみ多論

愛しのアクアマリンのせみ多論のレビュー・感想・評価

愛しのアクアマリン(2006年製作の映画)
2.1
正直合わなかった。
どうにもこうにもノリが軽いというか、ついていけない。話のネタとしてはもっと盛り上がったり、色々違った方向性もあったような気もするが、もちろんそれは個人の意見。
愛ということがテーマだとするなら非常にぼやけているように感じるし、友情とするなら中途半端。
無くてもよかったんじゃないかというようなシーンも気になる。冗長な展開で全体的な薄味感が強く感じられたのかもしれない。
友人との別れを乗り越え成長するクレア、親の心を理解するヘイリー、真実の愛を知るアクアマリン、それぞれの成長を描いているのはわかるのし、良いテーマなのに、その過程のなし崩し感が、とても残念だった。
ま、色々あったけど、どーにか乗り越えちゃったよ感。現実ではそういうことはあるだろうけど、映画でそれはちょっと共感できなかった。
色々と惜しいと感じさせられる映画だったが、もしかしたら見落としやもっといいところがあるのかもしれない。いつかまた見てみます。
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