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どぶろくの辰のmingoのレビュー・感想・評価

どぶろくの辰(1962年製作の映画)
3.6
昭和30年代に地方の道路工事やダム工事の現場でタコ部屋と呼ばれる最悪な労働環境の中で働く土工とそれを管理する男の対立を描いた稲垣浩×三船敏郎コンビのアクションドラマ。前半はダラダラしてて退屈だが後半は忙しくそこそこ笑えるところがある。三船が森を駆け抜けると羅生門の高速カットバックを思い出すが石場を駆け抜けるロングの三船も悪くない。男のくせー汗の匂いが漂ってくる三船じゃなければ完全駄作に陥っていただろうと思うくらいには三船の偉大さを痛感。有島一郎は喜劇でもアクションものでもどこでも名バイプレイヤーだなとつくづく思う。そして池内淳子はどんな役やらしても不幸な女が似合ってしまう…私も職場から「飛びっちょ」したいぞ!それにしても田坂具隆版の方が面白いんだろうな…
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