風来坊

バトル・ライダーの風来坊のレビュー・感想・評価

バトル・ライダー(2007年製作の映画)
3.0
アウトローのさすらいのバイカーが立ち寄った街を牛耳る悪党に立ち向かうアクション映画。ドルフ・ラングレンが監督、脚本、主演をこなす気合いの入った1作。

立ち寄った街で悪党を倒し去って行く。「シェーン」など昔からよくあるタイプの言わば古典的な展開。お話しは単純ですが男の素性や目的をぼやかしたり、聖書とテキーラとバイクを愛するという主人公ミステリアスなキャラクター設定等で魅せています。

演出なのですが映像に暗みがかかっています。モノクロに少し色を付けたような感じで雰囲気は出てますが陰影がキツく見辛い場面もあります。
バトルライダーの邦題からバイクアクションを連想すると思いますが、バイクは飾りでバイクのチェイスシーンはありません…。

全体的には派手なアクションシーンもなく地味。ドルフ・ラングレンの格闘シーンはもっさりな動きを隠すため、カット割りがキツく映るけどやっぱり重量感のある格闘アクションは良い。

クライマックスも地味で盛り上がりに欠けますが、ショットガン片手にしたラングレンは威圧感半端なくてやっぱりカッコいい。
アクション一直線を期待すると期待外れの映画。地味だけど西部劇のような雰囲気は悪くないです。B級アクション作としては普通に楽しめる映画だと思います。
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