えりみ

金環蝕のえりみのレビュー・感想・評価

金環蝕(1975年製作の映画)
4.0
WOWOWが現在公開の『海辺のリア』にあわせ仲代達矢特集。
昭和40年九頭竜川ダム汚職事件を元に書かれた同名小説の映画化。
タイトルの意味を最初にテロップで説明してくれる親切設計♪
元祖「全員悪人」なドロドロ155分政治劇。
これまた生まれる前の話ながら、安倍昭恵さんのルーツみたいな総理夫人(京マチ子)が出てきてタイムリーww
好きな俳優(高橋悦史)が活躍することもあり長尺でエロも少な目ながら飽きなかった。ダミ声でもなく利発そうな芸者さんの中村玉緒が見れる。
仲代達矢は官房長官の役やねんけど、とにかく気持ち悪い。爬虫類ぽいというかヌルヌルしてるというか嫌なキャラやるとほんまイヤさMAXで演じてくる。
同じ政治家でも三國連太郎はベタなガラっぱちでまたピッタリ♪
主演の宇野重吉さんの歯並びが凄まじくて、口元にばっかり目がいく。
すきっ歯に煙草挟み出して喋りだしたらどうしよか、と思った。

話としてはもう散々聞いた公共事業の官製談合、ゼネコンと政治家とのズブズブってやつなので頭使わずにみられる分、あ!この役者さん知ってる!!をみつけるのが楽しかった。
何気に一番ゲスいのは、したり顔で論評はすれど記事も書かず金ぴかライター貰ってヘラヘラしてる全国紙の新聞記者2人やと思った。
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