ファスビンダーのテレビ映画。フラン・レボウィッツ『嫌いなものは嫌い』のような潔さすらある捻くれたタイトルが良い。ストーリーが分かりやすく仕立て上げられたテレビドラマだからこそ、字幕なしで観れたみたいな良くも悪くも的なところもあって何とも言えない感じではある。鬱に頭を悩ませる主婦というところではアケルマンの『ジャンヌ・ディエルマン』的な一面もあるような。これは自分用のメモとして→ 1:15:19あたりからの薬飲んで瓶のまま酒飲んでヘッドフォンでレコード聴きながらカーペットに横たえるシーンが恍惚とした妖艶な表情も相まって至高でしかない。