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マーダーボールのtulpenのレビュー・感想・評価

マーダーボール(2005年製作の映画)
3.5

あまりにも激しい戦闘が繰り広げられることからマーダーボール(Murder Boll / 殺人ボール)と名付けられたウィルチェアーラグビーのドキュメンタリー映画。

バスケ用のコートを使用して1チーム4名で戦う競技。ボールを前に投げたり、転がしたりして、膝に乗せて運ぶことも出来る。ボールを持ってゴールすると1得点となる。

ホイールは鋼鉄製、まるで戦車そのものの車いす。ハの字に開いた車輪は安定がいいとはいえ
激しいクラッシュで横転、しかし彼らは自分では起き上がることはできない。
そんな彼らが、敵のゴールを
体当たりで阻止する姿にだんだんと興奮してくる。 パワフルで、自信家、ありのままの自分そのままで自分らしく生きようとする男達。

ナンパするのだってためらいすらない。「僕が哀れに見えれば見えるほど、相手は興味を示してくれるんだ」と笑いながら言う。
「自分で限界を作る必要はないのだ」という力強い言葉にちょっとだけ泣いた。


都内に仕事で行った時に
甥っ子と姉と3人で鑑賞。
シネアミューズにて。

2006.10/18 (87) 通算939
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