こぅ

狙われた結婚のこぅのレビュー・感想・評価

狙われた結婚(1950年製作の映画)
3.7
【クリスマス・イン・コネチ】のライオネル脚本、
俳優メル・ファーラーの監督デヴューによる、
【復讐 サスペンス】。


有名女性ピアニスト、エレン(クローデット・コルベール)の結婚式当日、新婦が重婚だと非難する介添人が現れる。
全く身に覚えのない新婦だったが…。


冒頭、
ラヴコメ⁈ってほど微笑ましいスタート。
結婚式の最中から一転、謎めいたサスペンスにシフトする。
早々なジャンルの提示、脚本に抜かり無し。
花婿、デビッド役のロバート・ライアンが、いつになくニコニコ温厚そうなキャラ(結局、剛腕はいつも通り)。

2人は審議を確かめるべく、フェアビューに向かい、司式者、パーマー判事と会う。
関係者、誰に訊いてもエレンの結婚は間違いなかった、、
モンタージュによる回想。
エレンは、結婚したとされる 3月21日 の海岸散歩を思い出し始めていた、、
そして、
疑惑の結婚相手、ルシアン・ランドルに会うと、思わぬ事件発生、、法廷へ。

終盤は、
事件(犯人)の真相に迫る。

本作は、
観る者が安易に想像するような決して 予定調和 作品ではない(個人的に)。
かと言って褒められるかは別問題で⤵︎
本来、予想外なら大概は良い意味でしかないが、そう言えるかは 脚本次第 であろう。
そういう意味では
途中まで 予想外 な展開で謎も継続されて結構楽しめた‼︎

しかーし、









⚠️若干のネタバレ注意報⚠️
↓ ↓































犯人当たらん‼︎ 伏線が全く無い‼︎
犯人像にも言語道断‼︎
犯行動機も 迷惑だ‼︎ 勝手過ぎて少しも同情出来ん‼︎

目には目を歯には歯を、か。

たかが◯年、
他人まで巻き込んで
自分の◯と引き換えにしてまでとは、そんなに恨むか⁈
騙しのお膳立て(計画)は大したもんだ。
終盤の
◯イ◯ーを使った殺し方はジ◯ーロっぽく、結構斬新。


ラスト、
犯人の 情けない(呆気ない)死に様 の 伏線⁈はあった。

撮影は、
暗部の光量が決定的に不足⤵︎で減点。


総評:
犯人判明迄の伏線さえしっかりして説得力あれば思わぬ佳作になり損ねた、残念無念作。
という事で佳作認定手前の目一杯スコア。


ACC-274
こぅ

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