バナバナ

イン・ハー・シューズのバナバナのレビュー・感想・評価

イン・ハー・シューズ(2005年製作の映画)
4.0
アメリカだったら公立校にも学習障害の特別クラスがあると思うのだけど、彼女たちの母親は継母なので熱心に調べてくれなかったのか、妹は克服できないまま大人になり、泥酔したり、人のお金を失敬したりする自堕落な女に成長。

そして、そんな妹をやっかいに思いつつも、いつも尻拭いをしてやる真面目な姉。
しかし、そんなお姉ちゃんでも堪忍袋の緒が切れる事件が発生。

妹は、これまで音信不通だった祖母がいる老人ホーム(コミュニティ)にやっかいになる事になる。
こんなダメ妹でも姉が見捨てられない理由は、彼女達の母親は彼女達が小さい時に亡くなったので、彼女たちとは反りが合わない継母に対抗して、長い間姉妹で支えあってきたからかも…という気がした(映画上は、そこのところはあまり描かれてなかったが)。

しかし、妹が老人ホームでだんだん自信を取り戻していくところや、姉の鬱陶しいと思いながらも妹を思う気持ちなどがよく伝わって、小品ながら気持ちの良い作品でした。
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