"カリフォルニア州郊外から突如現れた巨大怪獣に冴えない郵便局員とヘンテコな妖精が立ち向かう"というストーリー

かつて奇想天外なSFやホラー映画を量産していたフルムーンピクチャーズ製の特撮怪獣映画

その怪獣の着ぐるみは『ガメラ2 レギオン襲来』にも参加した東宝のスタッフが製作しており、ひょんな事から本作に流用、○ジラに引けを取らない存在感を放つ

ところがどっこいミニチュアによる町崩壊シーンはスタジオ撮影感丸出し、戦闘シーンに至っては"映像は見せずに画面の中でアナウンサーが終始口頭で説明する"という低予算ぶり

エンディングテーマ曲も能天気に"ザルコー♪"と連呼、気が付いたら画面は炎ではなく砂嵐に包まれていました

• #アメリカンカイジュウ

アメリカのビデオ怪獣映画。唐突に救世主に選ばれる主人公の童貞くささがたまらん。怪獣はウルトラ怪獣さながらの造形で。怪獣シーンは東宝怪獣さながらの迫力がありますよ。
ラストは引っ張ったナゾに比してアッサリ過ぎる感もなくはないがそれまでが面白いのでよし。お話の運びというか設定がね、セカイ系の漫画アニメっぽくて良かったのです。

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ある日、アメリカのオーロラ山の中から巨大な宇宙怪獣ザルコーが出現した‼︎‼︎
ザルコーは街をひたすらに破壊しまくる‼︎
このザルコーの侵略から地球を守るためエイリアンに選ばれた一人の青年が立ち上がった‼︎‼︎‼︎

巨大な宇宙怪獣ザルコーによる地球侵略とザルコーに立ち向かう青年と仲間たちを描いたB級SF怪獣パニックアクション映画‼︎
ザルコーのデザインはなんでもガメラ2に特撮担当として参加したかなり有名な人物が手がけたらしくマグマ大使のゴアゴンゴンみたいななかなか独創的なデザインで悪くはなかった。
ザルコーが街を破壊するシーンもこの手の低予算怪獣映画では頑張っていた方だと思えるくらいそれなりの迫力があった。
しかし映画自体は脚本家にあまり腕がなかったのかかなりツッコミどころが多くていきなり手のひら返して主人公の味方になる警察官や主人公がエイリアンに選ばれる理由がなくてもよかったんじゃないかと思わせるザルコーの退治方法などかなりでたらめな部分も多かった。
また登場人物の一人の博士キャラが日本語吹き替え声優のちょっとふざけた演技もあってかやたら話し方がウザクて笑いというよりもむかついた。
全体的には怪獣自体は悪くなかったけど脚本がそれについて来れていない残念な映画だった。