B姐さん

囚われの女のB姐さんのレビュー・感想・評価

囚われの女(1968年製作の映画)
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当時はセンセーショナルだったかもしれないが、今見ると少々古臭い。簡単に言っちゃえば、男女が性的な主従関係を通して「自己」を解放する、っていうもの。
一昔前の純文学みたいなやつ。

男が「主」で女が「従」の関係。男が最初、女を「服従」させるために「言葉責め」にするのだが、これが理にかなっているのかどうか、Sではない(別にMでもない)わたしにはよくわからない。けど、すごく合理的な「プロセス」にみえた。
これには心底感心。

しかしストーリーはあんまり面白くなく、後半端折った感もあり、しかも女優があんまり魅力がなく、男優も長谷川博己みたいなルックスだったので、イマイチのれず、、、
とは言っても最大の見所は終盤の夢のシークエンス。約3分間つづく完全にトリップ映像なので、そういうのが好きなひと、偏った性的嗜好のひと、興味のある方にはオススメできる、、と思う。責任は取れないけど。
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