ゆーや

囚われの女のゆーやのレビュー・感想・評価

囚われの女(1968年製作の映画)
4.8
自身初クルーゾーのにしてクルーゾーの遺作を鑑賞。観終えてこれはめっちゃめちゃ好きだーーー!!!もっとクルーゾー作品を見たいと強く思った。本作は映像、芸術、ファッションなど視覚でも十分楽しませてくれる。

芸術家ジルベールの妻ジョゼが展示会の会場で出会ったスタンと出会う、それからスタンの自宅に誘われるジョゼ。そこでは壁に吊るされたようなポーズで写真を撮られたり、見せられた写真の中に一枚だけSMチックな写真が混じっていたり、スタンとのやり取りでジョゼは気が付かないうちに彼の虜になっていく、そしてジョゼのMが解放されていく。特に過激な描写があるわけでもないが、この作品にはとてもエロティックな雰囲気に漂っている。
ラストのジョゼの夢のなかでは、圧倒的にスタンがジョゼを支配していた。夢から覚めたジョゼはただただスタンを欲するのだった。この終わり方が切なくもあり、素晴らしかった!!

またジョゼ演じるエリザベート・ウィネルがびっくりするくらい綺麗なこと!!

おすすめしにくいけど、観てほしいなぁ。
ゆーや

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