SatoEmiko

囚われの女のSatoEmikoのレビュー・感想・評価

囚われの女(1968年製作の映画)
3.5
ある男の出会いによってSM的な倒錯した世界に、葛藤しながらも飲み込まれていく女と、初めこそ主導権を握り精神的に主人公を支配していたものの、最終的には女の愛によって逆に囚われていく男。
お互いの自分の中の支配・被支配欲に囚われ合い、次第に身動きができなくなっていく二人の描写が好き。
抽象的なのに鮮烈でシュールな映像が作り出す世界感だけでも楽しめる。
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