芸術家である夫が展覧会を開いた画廊のオーナーであるスタンと仲良くなり、ひょんなことから彼のサディスティックな性的趣向を見つけてからなぜだか体が疼いて仕方ないジョゼ。
初め、スタンの言葉による責めによ…
アンリ・ジョルジュ=クルーゾー作品3本目。
フランスのヒッチーとも称されるサスペンスの名匠、遺作。
痛ぶったり痛ぶられたりというのがSMのイメージであるけど、その形は極地。
本質はコンプレックスな…
11月20日は"フランスのヒッチコック"とも称されたサスペンスの巨匠アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督のお誕生日。
生きていれば今日で110歳に。
本作『囚われの女』をもって監督を引退したクルーゾ…
ただの主従関係、で片付けてしまうのは簡単で、その根本にある劣等感こそがこの映画を作っているのが面白かった。心を囚われてしまっているのは女だけじゃなかったのね。服従までのプロセスが秀逸。なのに全くいや…
>>続きを読むタイトルから何となく監禁凌辱的な物を想像してしまうが、「囚われ」はむしろ精神的なものを指している。
夫の知り合い・スタンのスライドショーの中にSM写真を発見して以来、スタンとSM世界に惹かれていく主…
服従は甘美な自己放棄
とても印象的な言葉
お互いに自立した自由な夫婦とひとりの男の物語。
自由とは自分の責任は自分で償わなくてはならないということ
それを放棄できたら、解放されたら、甘美な世界に…
「恐怖の報酬」「情婦マノン」「悪魔のような女」などを監督し、「フランスのヒッチコック」とも言われたアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの遺作。冒頭からアートしており(実際、現代アートの展覧会のシーンがある…
>>続きを読むいつの時代でも、作られた時期に対して新しいものは次の時代に観た時に古くて新しいものだと感じさせてくれる。
その当時ののアートの状況が見れて面白いのも魅力です。
観た後に時間か経っても頭の中に残ってる…