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もののけ姫のscaflocのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
4.0
 金ローで観賞。今年だけで2回目ちゃうかな? ジブリ(宮崎アニメ全部ではなく)の中では、おそらく一番好きな映画です。
 今さら俺ごときが解説するようなことは何もなく、今回観た印象のみ。
 今年初め頃の前回の観賞では、こと映像表現に集中集中! で観たので、そこで今回は声の演技に気を配ってみました。やはりどう贔屓目に観てもエボシの演技はイマイチだったかな〜? という個人的な感想。多分演じている女優さんが当時まだまだ全然“女”であった故かなー? なんて解釈してます。つまり《ハウル》のソフィとは逆現象ってことかしら? もちろんただ声のみの演技に慣れていなかったという点もあるでしょうけど。だとすれば同じ状況で小林薫は流石だなーという感じでした。
 エボシは余貴美子あたりの方がもう少し腰が据わったかもなーなんて妄想も出来ます。ま、そこらへんのセンスは宮さん独自のものなので、言ってみても仕方がないもの。どうせ俺みたいな薄馬鹿では気づきも出来ない配役の意味がそこには込められていて、それを岡田斗司夫あたりが解説(田中裕子は《おしん》だったから、とかおそらくその辺り)しているだろうから、俺はあくまで印象の話で。
 石田ゆり子はあの時点では上手い下手の話ではないのでアレで全然オッケー。むしろ観重ねるごとに(観る側の俺が)馴染んできてます。《ブラック・ウィドウ》の米倉涼子現象と同じですね。
 松田洋二は流石です。ちゃんとカッコいい。上條恒彦も。ちゃんと憎たらしく愛らしい。
 声優の演技は舞台の演技に近いのかもなー、これ誰か声優さんが言ってた気がします。ちなみに娘とちゃんと最後まで同時視聴出来た初めてのジブリとなりました。
A9B8C9D6E8→40
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