ジブリ作品の中でも、古代日本的神秘的な風景と人間の残酷さエロチックさがあって好きな作品だった。
『「もののけ姫」はこうして生まれた。』を平行して観ているが、気が遠くなるほどの作業の積み重ねによってアニメが出来ていることを初めて知った。
この時代のセル画とCGの絶妙なバランスが、なんとも言えない観ていて気持ちのいい映像を生んでいるのだと思う。
ミヤさん作品にしてもパクさん作品にしても、スタジオ労働者諸君の連日の深夜作業や徹夜、休日出勤など、まさに血の滲むような努力について色々思うところがないわけではないが、このような傑作が生まれるには避けられないのか、と思ってしまう自分もいる。
