filmark太郎

もののけ姫のfilmark太郎のレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
5.0
昨日TVでやってましたね。
録画してたから冒頭のじぃじが見張り台から落とされるくだりだけ観ようと思ったら全部観ちゃいました。

大型で言葉を解す神獣たちが人間の手によって少しずつ絶滅させられつつある時代。の話。
って解釈が1番しっくりくる気がするけど、本当のところはよくわからん。

劇場で観た当時から、今作に出てくる神様と呼ばれるような者たちは、神様というより神格化されたそういう種族みたいなもんなのかなと思っていた。
デイダラボッチみたいなのが各県にそれぞれいたのかなーとか、戦国の裏で密やかに討伐されていったのかなーとか、勝手に妄想して勝手にワクワクしてたな。その考えは今もあまり変わってないけど。
デイダラボッチはやりすぎだけど、ヤックルみたいな鹿だったら当時いたんじゃないかって思える生物デザイン。
さすがですね。

雨でシケて不発の石火矢があったり、慌てて出撃する女が持ってる薙刀が扉に引っかかったり、地侍と戦ってる時に矢を喰らって死ぬ石火矢衆がいたり、一見どうでも良さそうな端っこのモブ的な演出ほんとにサボらない。

ばばぁのそのおはじき遊びみたいな占い信用できるのか?とか
粥かき混ぜたスプーンで味噌すくうな!とか
モロの住んでる家って、人間が犬神にまだ畏敬の念があった頃に建てられたやつなのかなー。とか
石火矢の威力高すぎるのはいい。ただあの火炎放射器なに?とか
ジバシリって結局なに?忍者?とか
カヤにもらった黒曜石問題はよく聞くけど、個人的にはアシタカのそういう一面が逆に好感持てる!とか
どうでもいいことを久しぶりに誰かと喋りたくなりました。

そして最後はまさに「君たちはどう生きるか」と問われているような終わり方であった。
てかジブリって基本コンセプトがそうか。
てか映画は全部そうか。
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