ENBUゼミナールでとても素晴らしい授業をしてくださった中澤正行さんが、三浦賞(撮影監督に贈られる賞)を受賞された作品。
・カット割りをしなきゃいけない、と考えるのではなく、行けるとこまで行く、それ以上行けないと思ったら、割ればいい。
・ただ、手前にナメモノを入れるだけでも全然違う。その辺にある草や枝でもいい。
・観客にしか見せない登場人物の顔(他の登場人物は見ていない本音が表れる表情)を見せるのはとても良い。
※中澤さんの言葉そのものではなく、中澤さんの授業で教わった私の理解です。
などなど、取り入れたい手法の数々を教わりました。
ただただ長回ししたいから、というのではなく、カットをむやみに割らずにカメラが場面を追っていくのは、この映画の冒頭の教室シーンの見事さに表れているような。