二人が持つ空間の距離とか、ラストの女性が苦しみを自覚するところとか、恋の病という久々に聞くワードとか、面白かった。廊下とかベッドの赤と、夜の青が点が許し給うすべてを想起させる。苦しいと悪ぶりたくなっ…
>>続きを読む『裏窓』的な覗きの映画
でも、この作品は覗き見してる部屋へ、主人公が干渉していく。観客と出演者という2人の人生が交わり合い、傷つけ傷つけられ変わっていく。
対照的な2人が織り成す、エロティックで…
観念的な愛(プラトニックな愛といってもいい)はキスも身体も必要ではなく、ただ精神的に見る、見られる、という繋がりの中で、彼彼女らの心情にどうすれば寄り添えるのか?を考えることだった。
特に、痛みに…
『デカローグ』の第6話を長編劇映画として再構成した本作。
第6話は、19歳のトメクが年上の女性であるマグダとの「愛」でイニシエーションを果たす印象が強い。それに対して、本作は、窃視の被/対象の…
殺人に関する短いフィルム
愛に関する短いフィルム
の2作品は、当時映画版としても公開されたらしく、単独でDVD販売されている
元々デカローグの10話をTVドラマ?シリーズとして作成中に、5話と6話…
「覗き見する」という行為の歪さ(相手への強い欲求とそれが相手に気づかれることがないという矛盾)が登場人物の孤独をより一層強いものにし、その欲求が発露した途端に話が動き出す
その後は行為の主体と客体、…