愛に関する短いフィルムの作品情報・感想・評価

『愛に関する短いフィルム』に投稿された感想・評価

二人が持つ空間の距離とか、ラストの女性が苦しみを自覚するところとか、恋の病という久々に聞くワードとか、面白かった。廊下とかベッドの赤と、夜の青が点が許し給うすべてを想起させる。苦しいと悪ぶりたくなっ…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

『裏窓』的な覗きの映画

でも、この作品は覗き見してる部屋へ、主人公が干渉していく。観客と出演者という2人の人生が交わり合い、傷つけ傷つけられ変わっていく。

対照的な2人が織り成す、エロティックで…

>>続きを読む
Nao
3.5
年上女性の部屋を望遠鏡で覗く青年の歪んだ愛の物語。赤いステンドグラス。孤独がテーマで部屋の雰囲気も『トリコロール青の愛』っぽい。お母さん笑
”身を切るような孤独を知っている者だけが、人生の美しさを真に享受することができる。”~クシュシュトフ・ケシェロフスキ~ ハイ、そのとおりです。
3.5

観念的な愛(プラトニックな愛といってもいい)はキスも身体も必要ではなく、ただ精神的に見る、見られる、という繋がりの中で、彼彼女らの心情にどうすれば寄り添えるのか?を考えることだった。

特に、痛みに…

>>続きを読む
4.9
見る、見られるの応酬

郵便局のガラス越し、穴

割れるガラス、望遠鏡

牛乳瓶、したたる

牛乳瓶を引きずりながら駆け回る
このレビューはネタバレを含みます

『デカローグ』の第6話を長編劇映画として再構成した本作。

第6話は、19歳のトメクが年上の女性であるマグダとの「愛」でイニシエーションを果たす印象が強い。それに対して、本作は、窃視の被/対象の…

>>続きを読む

殺人に関する短いフィルム
愛に関する短いフィルム
の2作品は、当時映画版としても公開されたらしく、単独でDVD販売されている

元々デカローグの10話をTVドラマ?シリーズとして作成中に、5話と6話…

>>続きを読む
R
4.2
このレビューはネタバレを含みます

「覗き見する」という行為の歪さ(相手への強い欲求とそれが相手に気づかれることがないという矛盾)が登場人物の孤独をより一層強いものにし、その欲求が発露した途端に話が動き出す
その後は行為の主体と客体、…

>>続きを読む
4.0
拗らせちゃった童貞のストーカー物語なのだけど、これは面白かった。淡々と進むのだけど、撮り方がやたら上手いし緊張感もあって良かった

あなたにおすすめの記事