相手の視点になって初めてわかることがある。でも悲しいことに相手の視点になって自分を見るって中々できない。
母妙なアパートの距離と、長い望遠鏡と、大きな窓とが二人の愛を表しているようで最後は儚かった…
2022年1本目に選んだのは大好きなキェシロフスキの『愛に関する短いフィルム』
恋愛映画の中でもトップランクに好きな"視線"の物語。
毎晩8時30分に帰宅するマグダを友人が残した望遠鏡で覗くのが日…
キェシロフスキ監督熱がまだまだ冷めず、『デカローグ』の第6話の長編版を鑑賞です。
『裏窓』を思わせる一方通行の覗きが、繊細な、あまりにも繊細な感情を描き出していきます。
同じポーランド映画の『早春』…
テレビシリーズ『デカローグ』の第6話「ある愛に関する物語」をロングバージョンにして映画化した作品。
向かいのマンションに住む年上女性マグダを愛するあまり、望遠鏡で覗き見したり、為替の偽造通知をポス…
このレビューはネタバレを含みます
2021/08/17 DVD
デカローグ第六話『ある愛に関する物語』を劇場版に新たに編集したロングバージョン。
六話とは異なるエンディングが用意されている。決定的な違いはないのだが、映画として相…
ひとつ屋根のしたの宙ぶらりんな情愛。小さなレンズのむこうがわの憧憬。女はただひたすらに無垢な愛も在るのだとしった。不透明な白でない、彼の愛は紅色。思い出を紡ぐ水晶玉にあの日の夜をとじこめて。囁いた恋…
>>続きを読む「ふたりのベロニカ」を観た時に、フォロワーさんが教えてくださった作品です。
無垢な青年の恋と年上の女性。よくある話なのにクシシュトフ.キエシロフスキー監督が撮るとどうしてこんなに、深く心に残るのだ…