Sari

愛に関する短いフィルムのSariのネタバレレビュー・内容・結末

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2021/08/17 DVD

デカローグ第六話『ある愛に関する物語』を劇場版に新たに編集したロングバージョン。

六話とは異なるエンディングが用意されている。決定的な違いはないのだが、映画として相応しいラストに変更してある。

「私はモラルには興味がない。」
「興味があるのは美と感情だ。」
「しかし、もっとも大事なのは愛だと思う。」
「愛を失ったら、生活は指の間からこぼれ落ちてしまう。」
キェシロフスキの生前インタビューより。

愛の作家キェシロフキ全作品にこの根底テーマが感じれるが、本作には特に強く感じられる。紛れもなく、あるひとつの愛の形が見えたラストだった。

『終わりなし』と続けて観て、グラジナ・シャポロフスカの美しさに魅了されます。
Sari

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