響介

愛に関する短いフィルムの響介のレビュー・感想・評価

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)
4.0
童貞が性に奔放な熟女を愛してしまい覗き見しているが、少しずつ距離が近づくにつれ2人の立場が変化していくお話。
これまで恋愛の被害者であった熟女が、童貞との触れ合いによって、自らの加害性を自覚していく場面は秀逸。被害者であった誰もが恋愛の加害者にもなり得る。

こぼれたミルクに泣いていた日々から彼女に心の変化をもたらしたのはトメクだった。望遠鏡を覗いた先のラストシーンが切ない。
響介

響介