憑かれたように、クシシュトフ・キェシロフスキ の作品群を観てきた。トリコロール三部作、ふたりのベロニカ、そして、デカローグというように、第6話 ある愛に関する物語61分まで視聴して、ひと休み。やっぱり、映画版を観たくなる。第6話と結末が異なっているとなると、やはり、気になる。で、ブルーレイで視聴。
より、物語がくっきりとしてわかりやすくなる。テレビ版を観ているからだろうが、それぞれのシークエンスの意味が理解できる。しかし、逆に、結末までの道筋が予定調和のようにみえてしまう。テレビ版を観ないで、こちらを最初に観たらどうだったのだろう。
もどかしい感じがつきまとう。クシシュトフ・キェシロフスキの作品は、何か、つかみきれないもどかしさがいつもある。それゆえに、見続けてしまうのだろうか。