草が伸び放題のおそらくはもう使われてない線路の上を移動するカメラが映した映像に、『静かなる男』のサウンドトラックが重なったところで喉がイガイガしてきてヤバかった。ドキュメンタリーとは言い切れず、雌牛…
>>続きを読むジョン・ウェインが放り投げた帽子が半世紀後の子供たちの許へジャンプするとき、その精神が受け継がれ更新されて行く様を観客は目撃する。男女2人で走り出すという行為は常にエモい。
「静かなる男」の撮影に立…
2017/1/21 東京写真美術館
『静かなる男』が好きだったら感動せずにはいられない。序盤で泣いた。映画を観る限り中の人たちは生き続けるが、映画に関わった人たちの記憶は減衰していき、いずれ亡き者…
1927年、52年、そして88年とを一筋に繋ぐ「自由の島・イニスフリー」と『静かなる男』。アイルランドからアメリカへ、そしてアメリカからアイルランドへと帰還した巨匠が生み出した誉れ高き傑作、その栄光…
>>続きを読む『静かなる男』ではなくイニスフリーという土地と人々の肖像であった。明らかに映画自体に対してより村人への関心が上回っており、映像と乖離させられた音は亡霊のよう。外からの視線と村人の視線、そして意味不明…
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