囚人13号

荒鷲の翼の囚人13号のレビュー・感想・評価

荒鷲の翼(1956年製作の映画)
3.8
『大空の闘士』『コレヒドール戦記』の脚本を担当した元パイロット、フランク・ウィードの伝記映画。飛行シーンの迫力は言うまでもないが、戦闘機も軍隊も終盤まで戦争には直結しない割と平和な世界のため、彼の負傷も名誉とは言い難い。
しかしフォード自身としか思えない映画監督をワード・ボンドが演じ、彼のオフィスには六体のオスカー像とハリー・ケリーのでかい写真が飾ってある、このフォードらしからぬ気の利いた演出には問答無用で泣ける。ラストのロープウェイも遠ざかっていく後ろ姿も素晴らしい。
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