今は不動産となった古城に怪人が囚われており…という話。これまた面白いし各部屋の家具に白いシーツが被さってるとこに何かフェチズムを感じる。『クラッシュ』では犬が人を食うが本作は人が猫を食う。猫派からすると悲しい映画である。
飲酒運転で幼い息子を死なせてしまった父vs何年も母親に囚われてた怪人という悲しみを背負う両者のバトル、『クラッシュ』のような絵的にそれを見せるでもなく、図式的なのが残念か。確かに土砂降りの雨を振らせてはいるが…
ラストの警察官とその息子、主人公の妻とその娘の両者が向かい合う構図も図式的。悪くは無いけどね。