Jeffrey

キャッスル・フリークのJeffreyのレビュー・感想・評価

キャッスル・フリーク(1995年製作の映画)
3.0
‪ ‪ ‪「キャッスル・フリーク」‬
‪冒頭、イタリアの古城と老婆。相続人のアメリカ人一家。盲目の娘、雷雨、城に響き渡る唸り声。誰かの気配、警官、殺人、地下、監禁…本作はS.ゴードンによるゴシックホラーで、コムズとB.クランプトンがフロムビヨンドに続き出演してる95年作品でラヴクラフトの怪奇古典をモ‬チーフにして血縁を巡る壮大な闘いを描く。物語は城に住む老婆の死により相続人となった家族と城に幽閉される怪物、葛藤を描く。やはり不気味な城の効果は非常に出ており化物の容姿に歯を全部見せた異様な姿は最高に気色悪く、どこか哀しい。娘役のJ.バラハイドが美人で魅入るのとフリーク役が彼女を抱‬くシーンや終盤、雨の中闘うパパ役コムズの姿も良いし、特殊メイクもM.ヴルピアーニに撮影も素晴しく、ほぼ城内での撮影で黯然で常闇な空気感が伝わって濃密な恐怖を引き出してる。また音楽、衣装共にゴードン組みで存分にホラー映画の基本を楽しめる一本だ。早く拷問映画ペンデュラムのBD化を望む…。‬
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