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第一の大罪のHKのレビュー・感想・評価

第一の大罪(1980年製作の映画)
2.1
ローレンス・サンダース『魔性の殺人』の映像化で、シナトラが10年ぶりに出た映画(でも未公開)。一応ニューヨーク刑事ものだけど、当時のほかの同ジャンル映画と比べるととにかく地味で、ひたすら歩いて凶器探し。時折、病床の妻フェイ・ダナウェイを見舞うシーンが挿入されるが、ダナウェイは寝たきりで動かない(この演技でラジー賞の候補になった)のでとくにドラマが盛り上がることもなく・・・。しかしそんな、ある意味丁寧な描写の積み重ねがラストの割とショッキングな展開の伏線になっているかも知れない。ちなみに、これを観たのはジョー・スピネルが出てるから。ホテルマンを演じているが、客への媚びへつらいぶりが素晴らしい。
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