matsuomidnight

血槍富士のmatsuomidnightのレビュー・感想・評価

血槍富士(1955年製作の映画)
3.9
武士の世に置き換えて、この世の虚しさを問う内田吐夢の傑作。登場人物それぞれのキャラクター設定と描き方が分かりやすくて抜群に上手い。特に子どもを配置したのが極めて効果的である。子どもが棒切れを槍代わりにしているところなど細い演出も光る。そして人情噺で終始来て、最後に伝説の酒屋での大立ち回り。完璧な構成だ。
matsuomidnight

matsuomidnight