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絹の靴下のkazu1961のレビュー・感想・評価

絹の靴下(1957年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-472 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋本作のオリジナルの『ニノチカ』も大好きな作品ですが、このミュージカルのリメイク映画化作品も、やはり素敵な作品でした!!やはり原作と設定は違うにしろほぼ同じ展開で、そのストーリーテリングの楽しさが本作の良さなんですよね!!(時代からかロシアの扱いの軽さや、共産主義への批判はより増してるようには思えますが。。。)

🖋️オリジナル『ニノチカ』では “ガルボ初めて笑う”と謳われたくらい、それまで笑うことのなかった主演のグレタ・ガルボの思いっきり笑った愛嬌ある素顔にやられてしまった作品でした。しかしながら本作もガルボに劣らず、見事な笑顔と脚線美を魅せてくれるシド・チャリシーに釘付けになってしまう作品です。前作で伯爵(M・ダグラス)だった相手役を今回は映画プロデューサーに設定を変えて主演したフレッド・アステアの存在も霞んでしまうほど!!

🖋️とくに中盤のシド・チャリシーが1人で部屋で着替えながら踊るシーン、野暮ったさから脱皮し、“Silk Stockings”を中心に、パリのトップモードに身を包んでいくその踊りと美脚、そして素晴らしい音楽は本作の一番のシーンで魅入ってしまいました。そして鉄仮面の表情がパリの街で恋する豊かな表情に変わっていく様の演技がシド・チャリシーにピッタリでした!!

😆Story:(参考: Amazon)
ソビエトの作曲家ボロフは、ソ連芸術を示す演奏会にパリへ派遣されてきたが、いつか花の都の情緒に溺れ崇高な革命思想も忘れる始末。そんなボロフにアメリカの映画プロデューサー、キャンフィールドが、彼の作曲した音楽を使ってハリウッドの水着スター、デイトン主演の映画を作るため5万ドルの権利金を払おうと申し出た。一方、いつまでも帰らないボロフを呼び戻すためソビエト政府はブランコフら3人の共産党員パリに派遣してよこした。ところが、この3人もパリ美人にうつつを抜かしてミイラ取りがミイラになる有様。そこでソビエト本国は調査のためにニノチカという忠実なる模範共産党員を更にパリへ派遣したよこしたが---。

🔸Database🔸
・邦題 :『絹の靴下』
・原題 :『Silk Stockings』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1958/02/13
・上映時間 : 117分
・受賞 : ※※※
・監督 : ルーベン・マムーリアン
・脚本 : レナード・ガーシュ、レナード・スピゲルガス
・原作 : ニノチカ、 絹の靴下
・撮影 : ロバート・J・ブロンナー
・音楽 : コール・ポーター、アンドレ・プレヴィン
・出演 : フレッド・アステア、シド・チャリシー

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
エルンスト・ルビッチが1939年にグレタ・ガルボ主演で作った風刺喜劇「ニノチカ」の再映画化で今回はブロードウェイで上演されたミュージカル・プレイに従っている。メルシオール・レンギールの「ニノチカ」を原作にレナード・ガーシュとレナードスピーゲルガスが脚本を書き、「サンマー・ホリデイ」のルーベン・マムーリアンが久方ぶりに監督した。作詩作曲はコール・ポーター、ミュージカル台本をジョージ・S・カウフマン、リューイーン・マクグラス、エイブ・バロースの3人が書いた。撮影は「Z旗あげて」のロバート・ブロナー、音楽監督はアンドレ・プレヴィン。主演は「パリの恋人」のフレッド・アステア、「ラスヴェガスで逢いましょう」のシド・チャリシー、「高原児」のジャニス・ペイジ、「バスター・キートン物語」のピーター・ローレ。
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