井上梅次監督が香港に招聘されて製作された作品。『踊りたい夜』のリメイクだとか。
1960年代の香港に住み、スターを夢見る三姉妹の恋の鞘当てを描いたミュージカル！

物語は昔の邦画っぽいです。昔の映画らしく、かなりテンポは遅く、ぶっちゃけそこまで面白くはない←
ゴーゴーダンスとか、モンキーダンスやらヤンヤンとかでハッスル(爆笑)してる若者にすごい時代を感じました。
僕の両親もこんな青春を過ごしていたのか...。（涙）

今作に『グリーン・ディスティニー』で、名演技を見せた、その後武侠スターに転身する、若き日のチャン・ペイペイが出演しています。実は井上梅次監督がセルフリメイクした、『嵐を呼ぶ男』の香港版があります。また、ブルース・リー映画の名カメラマンの西本正も、香港映画黎明期に尽力した映画人です。

香港映画の長きに渡る歴史を体現出来る作品です。ブルース・リーすらまだブレイクする前なので、相当な時代を感じますが、香港映画黎明期の代表作です！

香港を感じない香港ミュージカル映画！

井上梅次監督自身の「踊りたい夜」をリメイクしたという本作。

だからなのか、香港を全く感じなかった！

ロケなし香港の街並みは映らない（一瞬台北は映った）ほぼセット。
役者だけが中国人。当時の邦画を中国語吹き替えで見てるような気分になった！

踊り子3姉妹と手品師の父親。夢に向かってそれぞれの道を行く！

恋愛結婚仕事と色々あるけど、3人は健気に頑張り心情を歌う！

古さゆえのスローテンポは感じるけど、60年代のポップなファッションとインテリア、なにより3姉妹が可愛らしかった。特にチェンペイペイ美人だったなあ。

歌謡曲？を中国語歌詞で聞く楽しさ。中国語の発音は聞いてて気持ちよかった～！

ブルースリーより前の香港映画。
しかもカンフーじゃないミュージカルで日本人監督。
こんな珍しい作品にたまたま出会えたのが何より嬉しかったわ！
そして、すんごい高画質！！

６０年代の邦画と中国語好きな人にはオススメ～！
話はタルい！！

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